Why

なぜ廃タイヤ

日本では毎年約1億本の廃タイヤが発生しており、 世界全体では約10億本(約1,700万トン)の廃タイヤが発生していると推定されます。 近年、廃タイヤの不適正な処理方法による環境負荷の増大や、 国内での最終処分場の残余容量のひっ迫、 環境汚染に繋がる不法投棄など、廃タイ ヤを取り巻く問題は年々深刻化しつつあります。 http://ihq.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/New_version_pptx.pdf
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循環型社会の創生に貢献

世界規模での課題である【廃タイヤ問題】を燃料へとリサイクルすることによって循環型社会の創生と温室効果ガス削減の一翼を担うこととなる。

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持続的な原料調達が可能

原料は国内産の廃タイヤを調達します。プラントは天候に左右されることもなく24時間稼働することが可能です。

How

リサイクル燃料精製の流れ

油分抽出

廃タイヤ(2t)を油化装置に入れ、ガス化します。この際に排出される排気はバーナーから発生する熱のみで、有害な物質を含む気体は一切排出されません。 その後ガスを冷却し液化させて、分離槽で液体燃料に含まれる水分を取り除きます。

精製

攪拌タンクにて燃料に触媒(独自開発)を配合し攪拌します。次に精製装置で燃料を精製し、「A重油以上、軽油未満の燃料」が完成します。また、燃料に含まれた不純物は精製機を通ることによって分離される仕組みになっております。

燃料活用

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精製された燃料は、自社での利用はもちろん、業者への販売やディーゼル発電機による発電など、導入企業様のご希望に沿う形でご活用いただけます。

注目高まる、リサイクル燃料

3つのメリット

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経済面/環境面/安全面の全てに優れている

再生燃料は電気料金等の経済面、パリ協定に基づく地球温暖化対策としての環境面、激甚化する自然災害への配慮からの安全面と、多方向で注目が高まってきています。

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日本のエネルギー自給率アップに貢献

9.6%にとどまる日本のエネルギー自給率の増加に貢献します。

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SDGsに沿った取り組みである

SDGsの目標である「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「つくる責任 つかう責任」といった持続可能な社会の実現に貢献出来ます。

Details

試験による詳細数値

項目 単位 試験方法 試料① 試料②
引火点 °C JIS K 23265-3 71.5 71.5
蒸留性状 90%留出温度 °C JIS K 2254 330.0 331.0
流動点 °C JIS K 2269 -7.5 -7.5
目詰まり点 °C JIS K 2288 -6 -7
10%残油の残留炭素分 質量% JIS K 2270-2 0.04 0.04
セタン指数 - JIS K 2280-5 56.1 56.2
動粘度(30°C) mm2/s JIS K 2283 3.402 3.416
硫黄分 質量% JIS K 2541-6 0.012 0.012
密度(15%) g/cm3 JIS K 2249-1 0.8301 0.8302
[監修] 一般社団法人 日本海事検定協会(日本政府公認)
試験報告書 試験結果 2021年12月6日

実際のプラントや装置の様子

フォトギャラリー